
米萬鐘(べいばんしょう)1570年‐1628年

米萬鐘は、中国の明時代末期に活躍した画家であり、書にも才能を示しました。
中国の北宋時代に活躍して一世を風靡した書画家・米芾の子孫であり、米家が代々にわたって手がけてきた書画の技法を受け継いで優れた作品を多く残しました。現在の骨董市場では掛け軸が主に売買されており、いずれも高い価値を誇ります。
先祖伝来の書画をよく伝えた“明末四大書家”のひとり
1570年、米萬鐘は現在の中国陜西省漢中市に生まれました。
幼い頃から秀才として知られており、1595年には若くして科挙に合格し、その後は官吏として活躍します。順調に出世し、最終的には畜産などを管掌する太僕寺の次官である太僕少卿を務めるまでになっています。こうして高級官吏として活躍する一方で、米萬鐘は祖先の米芾が確立した書画にも精通し、優れた作品を手がけています。米家の祖先となる米芾は独自の癖のある唯一無二の画風を確立した画家で、特に後世、数多くの画家が学んだ「米点山水」を生み出したことで知られています。米点山水は、輪郭線を描かずにぼかしの技法をメインで用い、その上から墨の点を重ねていくことで山水を表現する画法を指します。米萬鐘もまたこの技法に優れており、絵画作品の中には米点山水を用いたものが多く見られます。また、特に書の分野では当時の中国でトップクラスの作家として知られており、董其昌、邢侗、張瑞図といった書家たちとともに明時代末期を代表する「明末四大書家」と称されています。
米萬鐘の作品
米萬鐘は、上記のように明時代末期における代表的な書画家のひとりとされており、特に書の分野では「明末四大書家」のひとりに数えられています。代表的な書の作品としては、三重県四日市市の澄懐堂美術館に所蔵されている「草書登岱詩」が挙げられます。米家が伝える典雅な趣を感じさせる書法で仕上げられているのが特徴です。また絵画は素朴な風味が特徴で、いずれの作品にも祖先の米芾に見られる強烈な癖のようなものはなく、素朴で精緻な仕上がりになっています。そのほか米芾が確立した米点山水の画法を使った作品も多く残されています。
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